日本酒・焼酎の用語集
日本酒・焼酎・泡盛のラベルやメニューでよく見る90語を、特定名称・造り・味・酒米・焼酎・泡盛・飲み方など7つのグループに分けて、ひとことで説明した用語集です。
特定名称9語
- 純米大吟醸じゅんまいだいぎんじょう · Junmai daiginjo
- 米・麹・水だけで、精米歩合50%以下まで磨いた米を吟醸造りで仕込んだ酒。最も華やかで繊細。くわしく記事「日本酒の種類」
- 大吟醸だいぎんじょう · Daiginjo
- 精米歩合50%以下、少量の醸造アルコールを加えた吟醸造りの酒。香りが華やかで軽やか。くわしく記事「日本酒の種類」
- 純米吟醸じゅんまいぎんじょう · Junmai ginjo
- 米・麹・水だけ、精米歩合60%以下の吟醸造り。香りと米の旨味のバランスが良い。くわしく記事「日本酒の種類」
- 吟醸ぎんじょう · Ginjo
- 精米歩合60%以下、低温でじっくり発酵させる吟醸造りの酒。フルーティーな香り(吟醸香)。くわしく記事「日本酒の種類」
- 特別純米とくべつじゅんまい · Tokubetsu junmai
- 米・麹・水だけで、精米歩合60%以下か特別な製法で造った純米酒。くわしく記事「日本酒の種類」
- 純米じゅんまい · Junmai
- 米・麹・水だけで造った酒。米の旨味とコクがしっかり。お燗にも向く。くわしく記事「日本酒の種類」
- 特別本醸造とくべつほんじょうぞう · Tokubetsu honjozo
- 少量の醸造アルコールを加え、精米歩合60%以下か特別な製法で造った酒。くわしく記事「日本酒の種類」
- 本醸造ほんじょうぞう · Honjozo
- 精米歩合70%以下、少量の醸造アルコールを加えた酒。すっきり軽快で、お燗にも。くわしく記事「日本酒の種類」
- 普通酒ふつうしゅ · Futsushu
- 特定名称に当てはまらない日本酒。手頃な日常酒。くわしく記事「日本酒の種類」
種類・スタイル14語
- 生酒なまざけ · Namazake
- 一度も火入れ(加熱)をしない酒。フレッシュで若々しい。要冷蔵。くわしく記事「日本酒の種類」
- 生詰なまづめ · Nama-zume
- 貯蔵前に一度だけ火入れし、出荷時は火入れしない酒。ひやおろしがこのタイプ。くわしく記事「日本酒の種類」
- 生貯蔵酒なまちょぞうしゅ · Nama-chozo
- 生のまま貯蔵し、出荷前に一度だけ火入れした酒。軽快でフレッシュ。くわしく記事「日本酒の種類」
- 原酒げんしゅ · Genshu
- 搾った後に水を加えない酒。濃厚で、度数は17〜20度前後。くわしく記事「日本酒の種類」
- 無濾過むろか · Muroka
- 炭などで濾過しない酒。色や旨味がそのまま残る。くわしく記事「日本酒の種類」
- にごりNigori
- 粗く濾して、白い澱を残した酒。まろやかでクリーミー。くわしく記事「日本酒の種類」
- 発泡はっぽう · Sparkling
- 泡のある日本酒。瓶内二次発酵で造るものも多い。くわしく記事「日本酒の種類」
- 古酒・熟成こしゅ · Aged sake (koshu)
- 何年も寝かせた酒。琥珀色で、カラメルやナッツのような香り。くわしく記事「日本酒の種類」
- 樽酒たるざけ · Taruzake
- 杉樽で香りをつけた酒。すがすがしい木の香り。くわしく記事「日本酒の種類」
- 貴醸酒きじょうしゅ · Kijoshu
- 水の代わりに酒で仕込んだ、甘く濃厚な酒。デザート酒に。くわしく記事「日本酒の種類」
- 活性にごりかっせいにごり · Kassei nigori
- 瓶の中でも発酵が続く、微発泡のにごり酒。開けるときは吹き出しに注意して、ゆっくりと。くわしく記事「日本酒の種類」
- 生一本きいっぽん · Kiippon
- 一つの蔵(製造場)だけで造った純米酒に使える表示。くわしく記事「日本酒のラベルの読み方」
造り11語
- 精米歩合せいまいぶあい · Polishing ratio
- 玄米を削って残った割合。60%なら外側を40%削った。低いほど軽やかで華やかになりやすい。くわしく記事「日本酒ができるまで」
- 麹こうじ · Koji
- 蒸した米などに麹菌を育てたもの。でんぷんを糖に変える酵素を作る、酒造りの要。くわしく記事「日本酒ができるまで」
- 酒母しゅぼ · Yeast starter (shubo)
- 健全な酵母をたくさん育てた「酒のもと」。酛(もと)とも呼ぶ。くわしく記事「日本酒ができるまで」
- 生酛きもと · Kimoto
- 自然の乳酸菌を取り込み、米をすり潰して造る伝統の酒母。酸味と深い旨味。くわしく記事「日本酒の種類」
- 山廃やまはい · Yamahai
- 生酛の「山卸し(すり潰し)」を省いた造り。力強く、コクのある味わい。くわしく記事「日本酒の種類」
- 速醸酛そくじょうもと · Sokujo
- 乳酸を加えて短期間で造る、現在主流の酒母。すっきりした酒になりやすい。くわしく記事「日本酒ができるまで」
- 火入れひいれ · Hi-ire (pasteurising)
- 約65℃で加熱して酵素と菌の働きを止めること。通常は2回。くわしく記事「日本酒ができるまで」
- 杜氏とうじ · Toji
- 酒造りの現場の責任者。南部・越後・能登・但馬などの流派がある。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 仕込み水しこみみず · Brewing water
- 酒造りに使う水。硬水はキレのある辛口(灘の「男酒」)、軟水はやわらかな味(伏見の「女酒」)になりやすいと言われます。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 袋吊りふくろづり · Fukuro-tsuri (drip pressing)
- 醪を布袋に入れて吊るし、自然に滴る雫だけを集める搾り方。雑味が少なく、鑑評会向けの酒に多い。くわしく記事「日本酒ができるまで」
- 火落ちひおち · Hiochi
- 火落菌と呼ばれる乳酸菌で日本酒が傷むこと。白く濁り、酸っぱいにおいが出ます。火入れはこれを防ぐためのものです。くわしく記事「日本酒の賞味期限と保存方法」
味・数値8語
- 日本酒度にほんしゅど · Sake meter value (SMV)
- 甘辛の目安。プラスほど辛口、マイナスほど甘口。酸度とあわせて見ると分かりやすい。くわしく記事「日本酒の種類」
- 酸度さんど · Acidity
- 酸の多さ。高いと味がしっかり、キレを感じやすい。低いとやわらか。くわしく記事「日本酒の種類」
- アルコール度数あるこーるどすう · Alcohol by volume (ABV)
- お酒に含まれるアルコールの割合。日本酒はおよそ15〜16%、原酒は17〜20%前後。本格焼酎は25%が多く、泡盛は30%前後、古酒には40%を超えるものも。くわしく記事「日本酒の種類」
- 吟醸香ぎんじょうか · Ginjo-ka
- 吟醸造りで生まれる、リンゴやメロン、バナナのような果実の香り。くわしく記事「日本酒の種類」
- 淡麗辛口たんれいからくち · Tanrei karakuchi
- 軽やかでキレのある辛口。新潟の酒の代名詞。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 甘口・辛口あまくち・からくち · Amakuchi / karakuchi (sweet / dry)
- 甘く感じるか、すっきり辛く感じるか。日本酒度と酸度が目安ですが、香りや温度でも印象は変わります。くわしく記事「日本酒の種類」
- アミノ酸度あみのさんど · Amino acid level
- 旨味のもとになるアミノ酸の量。高いとコクと旨味、低いと軽くすっきりした味になりやすい。くわしく記事「日本酒の甘口・辛口と日本酒度」
- 老香ひねか · Hineka
- 古くなったり暖かい場所に置かれたりした日本酒に出る、カラメルや醤油のような香り。熟成酒では持ち味にもなります。くわしく記事「日本酒の賞味期限と保存方法」
酒米5語
- 酒造好適米しゅぞうこうてきまい · Sake rice
- 酒造りに向いた米。大粒で、中心に心白がある。山田錦、五百万石、雄町など。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 山田錦やまだにしき · Yamada Nishiki
- 「酒米の王」と呼ばれる代表的な酒米。兵庫県が主産地。華やかで上品な酒に。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 五百万石ごひゃくまんごく · Gohyakumangoku
- 新潟などで多く作られる酒米。すっきり淡麗な酒に。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 雄町おまち · Omachi
- 岡山の古い酒米。ふくよかで複雑な味わいに。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 美山錦みやまにしき · Miyama Nishiki
- 長野生まれの寒さに強い酒米。東北・信州で多く使われる。すっきりした酒に。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
焼酎・泡盛29語
- 古酒(クース)くーす · Kusu
- 3年以上熟成させた泡盛。まろやかで甘い香り。くわしく記事「泡盛の古酒(クース)と仕次ぎ」
- 本格焼酎ほんかくしょうちゅう · Honkaku shochu
- 単式蒸留器で一度だけ蒸留した焼酎。原料の香りと味が生きる。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 芋焼酎いもじょうちゅう · Imo shochu
- さつまいもが主原料。甘い香りと濃い旨味。鹿児島・宮崎が中心。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 麦焼酎むぎじょうちゅう · Mugi shochu
- 大麦が主原料。香ばしく軽やか。大分・壱岐が有名。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 米焼酎こめじょうちゅう · Kome shochu
- 米が主原料。やわらかく、ほのかな甘み。熊本の球磨焼酎が代表。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 黒糖焼酎こくとうじょうちゅう · Kokutō shochu
- 黒糖と米麹で造る。ラムのような甘い香り。奄美群島だけで造れる。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- そば焼酎そばじょうちゅう · Soba shochu
- そばが主原料。穏やかで香ばしい。宮崎が発祥。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 酒粕焼酎さけかすじょうちゅう · Kasutori shochu
- 日本酒の酒粕が原料(粕取り焼酎)。吟醸香のような独特の香り。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 黒麹くろこうじ · Black koji
- 泡盛生まれの麹。コクがあり、どっしり力強い焼酎に。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 白麹しろこうじ · White koji
- 黒麹の変異から生まれた麹。すっきり軽快でやさしい焼酎に。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 黄麹きこうじ · Yellow koji
- 日本酒に使う麹。焼酎ではフルーティーで華やかな香りに。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- 常圧蒸留じょうあつじょうりゅう · Atmospheric distillation
- 普通の気圧での蒸留。原料の香りが濃く、どっしりした焼酎に。くわしく記事「本格焼酎ができるまで」
- 減圧蒸留げんあつじょうりゅう · Vacuum distillation
- 気圧を下げ、低い温度で蒸留。軽やかで華やかな焼酎に。くわしく記事「本格焼酎ができるまで」
- 泡盛あわもり · Awamori
- タイ米と黒麹で造る沖縄の蒸留酒。全麹仕込みが特徴。くわしく記事「泡盛と焼酎の違い」
- 前割りまえわり · Maewari
- 焼酎を前もって水で割って寝かせておく飲み方。まろやかになる。くわしく記事「飲み方と温度」
- 甲類焼酎こうるいしょうちゅう · Kōrui shochu
- 連続式蒸留機で何度も蒸留した、クセのない焼酎。チューハイやサワーのベースに。KIKIが扱うのは本格焼酎です。くわしく記事「焼酎・泡盛の種類」
- お湯割りおゆわり · Oyuwari (with hot water)
- 焼酎をお湯で割る飲み方。先にお湯、あとから焼酎を注ぐと香りが立ちます。焼酎6:お湯4が定番。くわしく記事「飲み方と温度」
- 水割りみずわり · Mizuwari (with water)
- 焼酎を冷たい水で割る飲み方。アルコールがやわらぎ、食事に合わせやすくなります。くわしく記事「飲み方と温度」
- ロックろっく · On the rocks
- 大きめの氷に焼酎や泡盛を注ぐ飲み方。香りと味をそのまま、少しずつ変化も楽しめます。くわしく記事「飲み方と温度」
- 黒ぢょかくろぢょか · Kurojoka
- 鹿児島の黒い土瓶。前割りした焼酎を入れ、直火でゆっくり温めて飲みます。くわしく記事「焼酎・泡盛の産地」
- 仕次ぎしつぎ · Shitsugi
- いちばん古い甕から飲んだ分を、次に古い甕から注ぎ足していく、泡盛の古酒の育て方。くわしく記事「泡盛の古酒(クース)と仕次ぎ」
- 全麹仕込みぜんこうじじこみ · Zen-kōji (all-koji mash)
- 原料の米をすべて麹にして一度に仕込む、泡盛ならではの造り方。くわしく記事「泡盛ができるまで」
- 琉球泡盛りゅうきゅうあわもり · Ryukyu awamori (GI Ryukyu)
- 地理的表示(GI)「琉球」の泡盛。黒麹菌(アワモリ菌)の米麹と沖縄県内の水だけを使い、発酵・蒸留・貯蔵・容器詰めまで沖縄県内で行ったもの。1995年指定。くわしく記事「泡盛の産地と酒造所」
- 一般酒いっぱんしゅ · Ippanshu (regular awamori)
- 3年未満の泡盛。古酒(クース)に対して、ふだん飲みの泡盛をこう呼びます。沖縄では水割りが定番。くわしく記事「泡盛の古酒(クース)と仕次ぎ」
- 親酒おやざけ · Oyazake (parent pot)
- 仕次ぎでいちばん古い甕の古酒。飲んだ分を次に古い甕から注ぎ足します。汲み出すのは1年に1割以内が目安。くわしく記事「泡盛の古酒(クース)と仕次ぎ」
- 花酒はなざけ · Hanazake
- 与那国島で造られる60度の泡盛。蒸留の最初に出る度数の高い部分を集めたもの。45度を超える泡盛は、酒税法上の品目では「原料用アルコール」になります(「泡盛」と表示する特例があります)。くわしく記事「泡盛の産地と酒造所」
- カラカラからから · Karakara
- 泡盛を注ぐ沖縄の陶器の徳利。下がふっくら広く、倒れにくい形。くわしく記事「泡盛の飲み方」
- ちぶぐゎーChibugwā
- 古酒を少しずつ味わう、沖縄の小さなおちょこ。くわしく記事「泡盛の飲み方」
- ソーダ割りそーだわり · Soda-wari (with soda)
- 焼酎を炭酸で割る飲み方。焼酎1:炭酸2〜3くらいで、麦焼酎や軽い焼酎によく合います。くわしく記事「焼酎の割り方」
飲み方・その他14語
- お燗おかん · Kan (warm sake)
- 日本酒を温めて飲むこと。ぬる燗(約40℃)、熱燗(約50℃)など。くわしく記事「飲み方と温度」
- 地理的表示ちりてきひょうじ · Geographical indication (GI)
- 国が産地と品質を守る表示。山形、白山、灘五郷、薩摩、球磨、壱岐、琉球など。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 冷やひや · Hiya
- 常温(約20℃)の日本酒のこと。名前に反して、冷やした酒ではありません。くわしく記事「飲み方と温度」
- 冷酒れいしゅ · Reishu (chilled sake)
- 冷蔵庫などで冷やした日本酒(約5〜15℃)。吟醸酒や生酒によく合います。くわしく記事「飲み方と温度」
- 四合瓶よんごうびん · Yongōbin (720 ml)
- 720mLの瓶。家で飲むのにちょうどよい、いちばん身近なサイズ。
- 一升瓶いっしょうびん · Isshōbin (1.8 L)
- 1.8Lの瓶。日本酒と焼酎の昔ながらの標準サイズで、割安なことが多い。
- 蔵元くらもと · Kuramoto (brewery owner)
- 酒蔵の経営者、または酒蔵そのもの。杜氏と一緒に、その蔵の酒を造ります。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 地酒じざけ · Jizake (local sake)
- その土地の蔵で造られ、地元で親しまれている酒。旅先で探すのも楽しみのひとつ。くわしく記事「日本酒の産地と蔵元」
- 製造年月せいぞうねんげつ · Bottling date
- ラベルの「製造年月」は、酒を造った時期ではなく瓶に詰めた年月。日本酒には賞味期限の表示がないので、新しさの目安になります。くわしく記事「日本酒のラベルの読み方」
- 湯煎ゆせん · Yusen (hot-water bath)
- 徳利ごとお湯に浸けて温めること。ゆっくり均一に温まる、お燗のいちばん基本のつけ方。くわしく記事「燗酒のつけ方」
- ぬる燗ぬるかん · Nurukan
- 約40℃のお燗。米の旨味と甘みがふくらみ、純米や生酛・山廃によく合います。くわしく記事「燗酒のつけ方」
- 熱燗あつかん · Atsukan
- 約50℃のお燗。キリッと辛く感じ、寒い夜や温かい料理に。くわしく記事「燗酒のつけ方」
- 燗冷ましかんざまし · Kanzamashi
- 一度温めてから冷めた日本酒。角がとれて、やわらかい味になります。くわしく記事「燗酒のつけ方」
- 純アルコール量じゅんあるこーるりょう · Pure alcohol (grams)
- お酒に含まれるアルコールの重さ。量(ml)×度数(%)÷100×0.8で計算します。日本酒1合(15度)で約22g。くわしく記事「日本酒・焼酎のカロリーと糖質」
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