日本酒のラベルの読み方

日本酒のラベルは、特定名称(純米吟醸など)、精米歩合、原材料名、アルコール分、製造年月の5つを読めば、どんな造りの酒で、どのくらい新しいかがわかります。日本酒度や酸度が書いてあれば、甘口か辛口かの目安にもなります。

表と裏、どこに何が書いてある?

表ラベルには銘柄名と特定名称、「生」「原酒」などの特徴が大きく書かれていることが多く、細かい情報は裏ラベルにあります。

項目わかること
特定名称純米か、吟醸か。造りの格付け
原材料名醸造アルコールを加えているか
精米歩合米をどれだけ削ったか
アルコール分強さ。多くは15〜16度
製造年月瓶に詰めた年月(鮮度の目安)
日本酒度・酸度甘口・辛口の目安(書くかは蔵しだい)
原料米・酵母・杜氏蔵のこだわり(書くかは蔵しだい)

このほか、品目(清酒)、内容量、製造者の名前と所在地、20歳未満の飲酒を禁じる表示は、どの日本酒にも必ずあります。

特定名称:純米か、吟醸か

「純米大吟醸」「本醸造」などの特定名称は、国のルール(清酒の製法品質表示基準)で決まった8種類の呼び名です。醸造アルコールを加えるかどうかと、精米歩合で決まります。どれにも当てはまらない酒は普通酒で、特定名称は書かれません。8種類の違いは日本酒の種類で。

原材料名:醸造アルコールは入っている?

「米、米こうじ」だけなら純米系。「米、米こうじ、醸造アルコール」なら本醸造・吟醸・大吟醸などです。普通酒では、糖類や酸味料などが加えられていることもあり、原材料名にそのまま書かれます。

精米歩合:どれだけ磨いた?

玄米を削って残った割合です。「精米歩合60%」なら外側を40%削ったということ。特定名称酒では必ず書かれます。大吟醸は50%以下、吟醸は60%以下と決まっています。数字が小さいほど香りが華やかで軽やかになりやすい、というだけで、小さいほど「おいしい」わけではありません。

原料米:「山田錦」と書いてあれば

品種名は、その米を半分より多く使っているときに、使った割合とあわせて書くことができます。「兵庫県産山田錦100%使用」のように産地まで書く蔵もあります。

日本酒度・酸度:甘口か辛口か

日本酒度はプラスほど辛口、マイナスほど甘口の目安。酸度が高いと味がしっかりして、辛く感じやすくなります。アミノ酸度が高いと旨味とコクが増します。書くかどうかは蔵の自由なので、書いていない酒も多くあります。詳しくは日本酒の甘口・辛口と日本酒度で。

生・原酒・無濾過:造りを表す言葉

  • 生酒:一度も火入れをしていない酒。「要冷蔵」など保存の注意も書かれています。
  • 生貯蔵酒・生詰:火入れを一度だけした酒。
  • 原酒:搾った後に水を加えていない酒。17〜20度前後と強め。
  • 無濾過:炭などで濾過していない酒。
  • 生一本:一つの蔵だけで造った純米酒に使える言葉。
  • 樽酒:杉の樽で香りをつけた酒。

製造年月は「瓶に詰めた日」

製造年月は、酒を造った時期ではなく瓶に詰めた年月です。日本酒には賞味期限の表示がないので、新しさはこの日付で見ます。何年も寝かせてから瓶に詰めた古酒もあるので、「造った年」を知りたいときは「〇〇BY」(醸造年度)の表示を探しましょう。

アルコール分

日本酒は、酒税法で22度未満と決まっています。多くは15〜16度で、水を加えない原酒は17〜20度前後。最近は13度前後の軽い酒も増えています。

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