茨城県の日本酒・焼酎

茨城県の日本酒は、五つの水系ごとに水が違い、蔵ごとの個性がはっきり分かれるのが持ち味です。県が開発した酒米「ひたち錦」とひたち酵母を使う「ピュア茨城」など、県産にこだわる取り組みもあります。

茨城県には、KIKIに4の蔵元と7本の日本酒・焼酎があります。掲載酒でいちばん多い種類は純米。代表銘柄は「葵中納言」「ときわ盛」「松盛」。720mlあたりの価格の中央値は1,672円(57本、2026年10月1日時点)です。

  • 関東地方

茨城の水と気候は日本酒にどう効く?

茨城県酒造組合は、県内の酒造用水を久慈川、那珂川、筑波山、鬼怒川、利根川の五つの水系に分けて紹介しています。蔵ごとに仕込み水の出どころが異なります。八溝山麓から日立市へ流れる久慈川、那須岳を源にする那珂川、筑波山を中心とする筑波山水系、県西の酒造地帯を巡る鬼怒川、県南の利根川です。

県産の米・酵母・杜氏は?

「ひたち錦」は、茨城県が平成15年に初めて開発した酒造好適米です。組合は、この米とひたち酵母で純米酒を造る「ピュア茨城」を紹介しています。令和8年からは県のオリジナル銘柄米「ふくまる」「一番星」「ゆめひたち」も加わりました。令和元年には、地元の技術者を育てる「常陸杜氏」の認定制度も始まっています。

茨城の日本酒はどんな味?

県全体をひとつの味にまとめるのは難しく、組合も蔵ごとの個性を大切にしていると説明しています。組合の蔵元紹介には、軟水仕込みの淡麗辛口を掲げる蔵もあれば、生酛や山廃造りに取り組み、肉や油のある料理との相性を考える蔵もあります。

茨城の日本酒の歴史は?

組合は、茨城は江戸時代から多くの酒蔵を抱える関東の酒処だと紹介しています。結城市には江戸時代の慶応年間に創業した蔵があり、結城紬で知られる土地の名を銘柄にした酒もあります。県酒造組合は昭和28年に設立されました。

酒蔵が集まるのはどこ?

鬼怒川水系では結城市や常総市、久慈川水系では常陸太田市、那珂川水系では水戸市や那珂市、筑波山水系では笠間市、石岡市、つくば市、筑西市、利根川水系では潮来市、取手市、古河市などに蔵があります。水系別の一覧は組合のサイトにあります。

訪ねるなら、何と合わせる?

蔵見学は、予約制の蔵、無料で見学できる施設、現在は受け付けていない蔵とさまざまです。行く前に各蔵の公式サイトか電話で確認しましょう。地元の食材では、水戸の納豆やあんこう鍋が知られています。すっきりした酒は魚介や鍋に、コクのある酒は肉料理に合わせやすくなります。

茨城県の蔵元

蔵元市町村掲載本数
岡部常陸太田市1
木内酒造那珂市1
府中誉石岡市1
明利酒類水戸市4
来福酒造筑西市0

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