福島県の日本酒・焼酎
福島県の日本酒は、会津、中通り、浜通りで味わいが異なりますが、県のオリジナル酒米と酵母を軸に、やわらかな口当たりとフルーティーな香り、米の旨味を持つ酒が多い県です。
福島県には、KIKIに11の蔵元と18本の日本酒・焼酎があります。掲載酒でいちばん多い種類は純米、よく使われる米は五百万石。代表銘柄は「会津ほまれ」「奥の松」「飛露喜」。720mlあたりの価格の中央値は1,531円(151本、2026年10月1日時点)です。
- 東北地方
- GI 喜多方
- GI 南会津
福島の水・気候・米は日本酒にどう効く?
福島は山地で分けられた会津、中通り、浜通りの3つの地域があり、気候が大きく異なります。豪雪の会津は雪解け水の軟水に恵まれ、盆地では昼夜の寒暖差が米の甘みを育てます。県のオリジナル酒米は、1991年に交配した「夢の香」と、2020年に完成した「福乃香」です。酵母では、県ハイテクプラザが開発した「うつくしま夢酵母」(1991年)などがあります。
福島の日本酒はどんな味?
県の紹介では、会津はフルーティーで米の旨味のある酒、中通りは伝統型から新しい型まで幅広く、浜通りは軽やかな酒が特徴とされます。夢酵母はバナナやメロンのような香り、「うつくしま煌」酵母はイチゴやリンゴを思わせる香りを生むとされます。全部が同じ味ではなく、蔵ごとの違いも大きいです。
福島の日本酒の歴史は?
国税庁の資料によると、喜多方の酒造りは1631年に記録があり、江戸末期から明治にかけて商人や地主の酒蔵が増えました。南会津では元禄年間(1688〜1704年)ごろから酒造りが行われていました。会津では蔵元と県ハイテクプラザが協力して、温度や麹の力を数値で見ながら造る技術も磨かれています。
地理的表示「喜多方」「南会津」とは?
福島県には清酒の地理的表示が2つあります。「喜多方」は2024年12月20日、「南会津」は同年8月30日に指定されました。どちらも、米と米こうじは産地の範囲内で収穫した米(3等以上)のみ、水は産地内で採ったもののみを使い、産地内で製造・貯蔵・容器詰めまでする必要があります。喜多方は喜多方市と西会津町、南会津は南会津町の範囲で、それぞれの管理協議会が確認します。
酒蔵が集まるのはどこ?
蔵が最も多いのは会津で、会津若松や喜多方に集まります。会津若松観光ナビは、会津に約30の蔵があると紹介しています。県全体では50を超える蔵があり、中通りの二本松や郡山、浜通りにも蔵があります。
訪ねるなら、何と合わせる?
会津若松や喜多方の蔵には、見学や試飲ができる所があり、予約が必要な蔵が多いので、公式サイトで確かめましょう。国税庁の資料は、喜多方の酒は旬の野菜や山菜、アスパラガス、そば料理に、南会津の酒は塩蔵の山菜やキノコ、トマトを使った料理に合うとしています。
福島県の蔵元
福島県のお酒
| お酒 | 種類 | 蔵元 | 720mlあたり |
|---|---|---|---|
| 会津ほまれ 純米大吟醸 極 黒ラベル | 純米大吟醸 | ほまれ酒造 | 940円 |
| 会津ほまれ 辛口純米酒 いいで | 純米 | ほまれ酒造 | 584円 |
| 會津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸 | 純米大吟醸 | ほまれ酒造 | 2,911円 |
| 飛露喜 特別純米 | 特別純米 | 廣木酒造本店 | 3,148円 |
| 奥の松 あだたら 吟醸 | 吟醸 | 東日本酒造 | 824円 |
| 大七 純米生酛 | 純米 | 大七酒造 | 1,028円 |
| 花泉 辛口 本醸造 | 本醸造 | 花泉酒造 | 900円 |
| ゆり 純米吟醸 | 純米吟醸 | 鶴乃江酒造 | 1,320円 |
| 会津中将 ゆり 純米大吟醸 | 純米大吟醸 | 鶴乃江酒造 | 2,860円 |
| にいだしぜんしゅ 生酛純米原酒 | 純米 | 仁井田本家 | 1,320円 |
| 冩樂 純米酒 初回火入れ | 純米 | 宮泉銘醸 | 1,892円 |
| 會津ほまれ 純米大吟醸 極 白ラベル | 純米大吟醸 | ほまれ酒造 | 1,100円 |
| 奈良萬 純米酒 無濾過瓶火入れ | 純米 | 夢心酒造 | 1,180円 |
| 会津娘 特別本醸造 | 特別本醸造 | 髙橋庄作酒造店 | 1,072円 |
| 会津ほまれ 上撰 本醸造 | 本醸造 | ほまれ酒造 | 702円 |
| おんつぁ 吟醸粕取焼酎 黒ラベル | 酒粕焼酎 | ほまれ酒造 | 1,837円 |
| 花春 濃醇純米酒 | 純米 | 花春酒造 | 932円 |
| 奥の松 遊佐 純米吟醸 | 純米吟醸 | 東日本酒造 | 1,008円 |
国税庁の指定記録
国税庁が指定した地理的表示(GI)のうち、この県に関係するもの: