日本酒と料理の合わせ方
日本酒と料理を合わせるコツは、味の重さをそろえることです。すっきり軽い酒には刺身や冷奴のような淡い料理、旨味の濃い純米や生酛・山廃には煮物や焼き鳥のたれのような、しっかりした味の料理が合います。
1. 重さをそろえる
軽い酒に濃い料理を合わせると酒の味が消え、重い酒に淡い料理を合わせると料理が負けてしまいます。酒の重さは、種類(純米か吟醸か)や造りでだいたいわかります。日本酒の種類
- 軽くすっきりした酒(淡麗辛口、本醸造、吟醸):白身の刺身、冷奴、枝豆、塩焼きの魚。
- 旨味の濃い酒(純米、生酛・山廃、原酒):肉じゃがなどの煮物、焼き鳥のたれ、豚の生姜焼き。
- 熟成した酒(古酒):チーズ、うなぎの蒲焼き、中華の煮込み、チョコレート。
2. 塩気と旨味は日本酒の得意分野
日本酒は米から生まれる旨味を持つお酒で、塩辛い料理や旨味の強い食材とよく合います。塩辛、干物、味噌、チーズ、漬物は、昔からの定番のつまみ。かつおの塩辛が「酒盗(しゅとう)」と呼ばれるのは、酒が盗まれるように進むから、と言われます。
3. 香りの強さを合わせる
華やかな香りの吟醸酒には、香りを邪魔しない淡い料理を。白身の刺身、カルパッチョ、フルーツ、フレッシュなチーズなどです。香辛料の強い料理と合わせると、せっかくの香りが隠れてしまいます。
4. 温度で合わせる
- 燗酒は、おでんや鍋、焼き鳥など温かい料理に。脂のある料理の後味をさっぱりさせてくれます。
- 冷酒は、刺身や冷しゃぶ、酢の物など冷たい料理や、さっぱりした前菜に。
お燗のつけ方は燗酒のつけ方で。
5. 魚介と日本酒
日本酒は、魚卵や貝と合わせても生臭さが出にくいお酒と言われます。ワインで魚介の生臭さが気になるのは、ワインに含まれる鉄分が関係しているとされ、日本酒は造りの段階から鉄分を避けているためです。
6. 土地の酒と土地の料理
迷ったら、同じ土地のものを合わせてみてください。新潟の淡麗な酒と白身魚、広島の酒と牡蠣、高知の辛口とかつおのたたき。その土地で一緒に育ってきた組み合わせです。
焼酎・泡盛なら
- 芋焼酎:豚の角煮、さつま揚げ、黒豚のしゃぶしゃぶ。甘い香りと豚の脂がよく合います。
- 麦焼酎:唐揚げや天ぷらなどの揚げ物、焼き魚。
- 米焼酎:刺身や煮物など、和食全般に。
- 泡盛:ゴーヤーチャンプルー、ラフテー、豆腐よう。