焼酎と泡盛の歴史

焼酎と泡盛の歴史は、15世紀ごろ東南アジアから琉球に蒸留の技が伝わったことに始まり、1559年の「焼酎」の最古の記録、18世紀はじめのさつまいもの伝来、明治以降の黒麹・白麹を経て、1990年代の本格焼酎ブームで全国に広がりました。

  1. 15世紀ごろ

    琉球と泡盛

    蒸留の技術は、15世紀ごろに東南アジア(シャム、今のタイ)との交易を通じて琉球王国に伝わったと考えられています。王府の時代には、泡盛は首里の限られた地域だけで造ることが許されていました。

  2. 1559年

    九州へ、焼酎の始まり

    蒸留の技は九州南部にも広がります。鹿児島県伊佐市の郡山八幡神社には、1559年に大工が残した落書きがあり、「焼酎」という言葉が記された日本最古の記録とされています。

  3. 18世紀はじめ

    さつまいもの時代

    18世紀はじめ、さつまいもが琉球から薩摩に伝わり、やせた土地でも育つ芋から芋焼酎が造られるようになりました。

  4. 明治以降

    麹の進化

    明治以降、泡盛の黒麹が焼酎にも使われるようになり、さらに黒麹の変異から生まれた白麹が広まります。暑い土地でも失敗しにくくなり、焼酎造りは安定しました。

  5. 1990年代〜

    地域の個性と「本格焼酎」

    壱岐の麦、球磨の米、奄美の黒糖、宮崎・大分の麦やそばなど、土地ごとの焼酎が育ちます。1990年代以降は「本格焼酎」ブームが起こり、全国で飲まれるようになりました。壱岐・球磨・琉球(泡盛)・薩摩は、国が認める地理的表示(GI)です。

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