高知県の日本酒・焼酎

高知県の日本酒は、基本的に淡麗辛口で、すっきりとしたのどごしが持ち味です。県独自の酒米「吟の夢」と、県工業技術センターが開発した「高知酵母」があり、宴席の食と一緒に飲む土佐の酒文化が根づいています。

高知県には、KIKIに7の蔵元と15本の日本酒・焼酎があります。掲載酒でいちばん多い種類は焼酎。代表銘柄は「ダバダ火振」「酔鯨」「司牡丹」。720mlあたりの価格の中央値は1,592円(114本、2026年10月1日時点)です。

  • 四国地方

高知の水と気候は?

高知には、四万十川、仁淀川、物部川、吉野川といった清流が流れ、風土記にも、水が清らかなので神に捧げる酒を造るのにこの水を用いたという記述があると、組合は紹介しています。室戸岬沖の水深370メートルから取水する海洋深層水を仕込み水に使い、すっきりして香りのよい酒に仕上げる蔵もあります。

高知の酒米と酵母は?

高知は長く酒造好適米をほぼ県外に頼っていましたが、1988年に酒米研究会が発足し、土佐錦、吟の夢、風鳴子、土佐麗が生まれました。吟の夢は1998年に誕生した県産第1号の酒造好適米で、山田錦を母に持ちます。酵母は県工業技術センターが開発し、清酒酵母とワイン酵母を掛け合わせたKW-77、香り高いCEL-24などがあります。

高知の日本酒はどんな味?

組合と県の観光サイトは、土佐の地酒を淡麗辛口としています。ただし例外もあり、CEL-24酵母は日本酒度がおよそ−15、アルコール13%程度の甘酸っぱい低アルコール酒を生み、県内13蔵が使っています。

「酒国」土佐の歴史は?

藩政時代の土佐藩主のほとんどは愛酒家で、最後の藩主の山内容堂や、坂本龍馬をはじめとする幕末の志士たちも酒を酌み交わしました。宴席では大皿の皿鉢料理を前に、目下の者から杯を差し出す献盃と返杯を繰り返し、「はし拳」で盛り上がります。

酒蔵が集まるのはどこ?

東は安芸郡田野町から西は四万十市まで、県内に蔵が並びます。県酒造組合の会員は18蔵で、安芸、香南、香美、土佐市、佐川、四万十川流域などに点在します。

訪ねるなら、何と合わせる?

見学できる蔵が多く、無料の蔵もあるので、必ず事前に予約して確認しましょう。見学の日は、菌を持ち込まないように納豆を控えるよう案内されています。試飲する日は運転を避けましょう。地元の食では、皿鉢料理や、黒潮の鰹などの海の幸が、辛口の酒とよく合います。

高知県の蔵元

蔵元市町村掲載本数
南酒造場安芸郡安田町1
司牡丹酒造佐川町2
濵川商店安芸郡田野町1
仙頭酒造場安芸郡芸西村1
土佐酒造土佐郡土佐町1
酔鯨酒造高知市3
無手無冠高岡郡四万十町6

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